第36回日本ニューロモデュレーション学会 [Japan Neuromodulation Society]

会長挨拶

顔写真

第36回ニューロモデュレーション学会

会長 貴島 晴彦

(大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科)

この度、歴史あるニューロモデュレーション学会の会長を務めさせて頂くけますこと大変光栄に存じます。

本学会は今年で第36回となります。1985年に始まり18回を数えた電気刺激療法研究会を前身とし、2005年の第19回から本学会に名称が変更され継続して開催されております。今年で学会になってからの開催回数が研究会の開催回数に追いつきました。私はちょうど学会に名称を変更した頃から参加しております。当時、片山容一先生が本学会の歴史と今後の展望について熱く語られていた様子を思い出します。そのころからこれまで変わらず、1日だけの学会として開催されています。朝も遅めの開始で、大阪から日帰りできることもあり、短時間で多くの知識のアップデートができる貴重な学会と感じ、継続的に参加してきました。

ニューロモデュレーション学会がカバーする分野が年を追うごとに広がっており、片山先生の展望の通りその重要性はますます高まっております。また使用される技術や機械の進歩にも目覚ましいものがあります。最近でも、MRガイド下集束超音波治療、電気刺激条件の多様化、電極の工夫、閉鎖式DBSの臨床導入などがあります。本学会に参加すれば、その年のトレンドをキャッチできると思っております。また、多様な診療科や基礎医学の先生も参加されますので、幅広い知識が得られる機会でもあります。

今年は、初めて大阪で開催することといたしました。大規模な学会ではありませんので、できるだけ現地で皆様のお顔を見ながら運営できればと考えております。

多数の演題のご応募と、多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。